セミナー ソフトテニスのメディカルサポート --第4回研究会大会特設サイト--
高齢者ソフトテニスプレーヤーの健康状態 ―当クラブにおける調査―
山田隆(ふじクリニック/竹早テニス倶楽部) 檮木治(人見クリニック/竹早テニス倶楽部)辻秀則(竹早テニス倶楽部) 内田美伽(獨協医科大学埼玉医療センター/竹早テニス倶楽部)
【背景】
ソフトテニスが生涯スポーツとして成立していることは、シニアの大会が80歳以上の部門まで実施されている実態から証明されているが、シニアの大会へ出場する高齢者はごく一部であり、一般の高齢プレーヤーの活動状況や健康面の背景はあまり知られていない。
【目的】
われわれが所属する市中の一クラブにおいいて、高齢プレーヤーの健康状態と練習内容を調査、解析し、生涯スポーツとして成立する条件を検討、あわせて活動実態を紹介する。
【方法】
われわれの所属する竹早テニス倶楽部おいて、65歳以上の高齢部員の健康状態を主に問診から調査、現在のプレーの状態と合わせてまとめ、生涯にわたって継続するための要因を抽出
【結果】
部員は2021年4月1日の時点で31(男25、女6)、年齢中央値57歳(17-87)、うち65歳以上10(男7、女3)。服薬が必要な者5。週に1回以上練習に参加している者8、試合練習ができる者6、連盟登録者6、公式戦出場者1。ポジション別では後衛7、前衛3。
【結論】
80歳以上までプレーを続けるためには日常生活動作が自立し、基本的に健康な状態であることに加え、ソフトテニスに向けるモチベーションが必要な要件であると予想される。
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ソフトテニスのメディカルサポート
守重昌彦 山田隆 目加田優子