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低テンションストリングがストロークパフォーマンスに及ぼす影響

〇松江 拓(鹿屋体育大学大学院)

【背景・目的】

ソフトテニスラケットには一般的に25〜35ポンドのテンションでストリングが張り上げられる。しかし一部では25ポンドを大きく下回る低テンションで張り上げ、実際に使用している例も見られる。そこで本研究では低テンションでストリングを張り上げたラケットがパフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、検証を行なった。

【方法】

本研究は、高校生女子ソフトテニス選手13名を対象とした。実験は、35・25・15ポンドでストリングが張り上げられたラケットを使用し、ヒッティングテストを行った。テストでは予め指定したターゲットエリアを狙うことを前提として、その中で全力打球するよう教示した。

【結果・考察】

打球速度に関して、低テンションが有意に高い値を示した。コントロールに関して、高テンションは打球が浅くなる傾向が見られ、低テンションは打球が深くなる傾向が見られた。しかし、狙った深さに打球が着弾する割合はどのテンションでも大きな違いは見られなかった。

【結論】

低テンションでストリングを張り上げたラケットを使用することによって打球速度の向上が期待できる。しかし、打球が意図するよりも深くなる傾向が見られた。

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