第二回大会プログラム
第2回研究会プログラム詳細です。(下記参照)。
会場 :日体大健志台キャンパス(行き方はクリックしてください)
○会費について
当日申込:6000円(一般)、3000円(学生)
9月21日(土)
09:45〜09:55 開会式 会長挨拶 井田 博史 大会長挨拶 篠原 秀典 司会:緒方 貴浩 【7201 教室】
10:00〜11:20 基調シンポジウム 【7201 教室】
「2005 マカオ東アジア競技大会日本代表三氏が振り返る:雁行陣からダブルフォワードへ」
講演者:小峯 秋二/浅川 陽介/ 篠原 秀典
司会:朴 相俊/田中 俊充
2000 年代中盤、国際大会は大きく変容します。パラダイムシフトとさえいえるほどです。いわゆるダブルフォワードの台頭です。
世代交代の進んだ台湾が 2003 年から団体戦に 3 年連続優勝、続く 2006 年(アジア競技大会)も(3 種目中)2 種目を制し総合 1 位と球界を席捲します。
マカオ東アジア競技大会は台湾旋風が頂点に達し た(3 種目完全優勝)大会です。
2003 年に始まったかにみえるダブルフォワードは 2004 年には韓国も同期(実はそう単純でもないの ですが・・・)しますが、日本は一年遅れの 2005 年、つまりこのマカオ東アジア競技大会からです。
ソフトテニス研究会には小峯、浅川、篠原という 3 人の元日本代表がいます。
この 3 人が同時に出場 した国際大会が一度だけあります。それが浅川、小峯にとって最後の、篠原にとって最初の国際大会と なった 2005 マカオ東アジア競技大会です。
このシンポジウムは研究会の至宝ともいうべき 3人をメインにマカオを振り返りながらいったいあの ころ何がおきていたのかを語る、という企画です。
マカオ東アジア競技大会での小峯秋二(高岡西高等学校・教諭) 、浅川陽介(HY-PROJECT)、篠原秀典(日本体育大学)
11:30〜12:15 一般(口頭)発表【7201 教室】 座長:守重 昌彦(ぜんしん整形外科)
ソフトテニスにおける上肢の外傷・障害について~肩甲帯機能に着目して~
安田匡志(ぜんしん整形外科) 守重昌彦(ぜんしん整形外科) 綿貫翔太(ぜんしん整形外科)
ソフトテニスのイベントプロモーションに関する一考察
小峯千代子(川崎市立塚越中学校)
ソフトテニスのラリーにおけるエラーの発生と動作タイミングについて
松江拓(鹿屋体育大学大学院) 前田明(鹿屋体育大学スポーツパフォーマンスセンター)
12:30〜13:20 ランチョンセミナー 【7202 教室】
テ ー マ:中学校におけるソフトテニス部の部活動の現状と課題について
パネリスト:皆呂 充亮(スポーツナロ・代表取締役) 成見 宏樹(ソフトテニスマガジン(前編集長)) 小峯 秋二(高岡西高等学校・教諭) 朴 相俊(佐久大学・准教授) 浅川 陽介(HY-PROJECT・代表)
司 会:村山 孝之(金沢大学・准教授)
※当ランチョンセミナーは『ソフトテニスマガジン』(ベースボールマガジン社発行)』との合同企画になります(同誌で連載中の『シリーズ日本ソフトテニスのいまと未来---どうしたい?MTG議事録---』の公開収録)。
13:30〜14:30 一般(ポスター)発表【7102 教室】 座長:小林 拓磨(松山大学)
1.国際大会における日本、韓国、台湾チームのメダル獲得状況について
楠堀誠司(県立広島大学)
2.ソフトテニスの熟練者へのインタビュー研究:「ゾーン」体験を現象学的に分析しその定義を試みる
勝又大
3.ソフトテニスにおける中学部活動での目標設定の在り方:関係者の分析から
林雄介(フリースクール START)
4.ソフトテニスの試合における「展開」を計量するデータベースシステム
栗原直志(慶應義塾大学環境情報学部)
5.バーツイストにおける大きな体幹捻転トルク発揮のための体幹捻転の動力学的パラメータ
高橋和孝(日本体育大学) 篠原秀典(日本体育大学)
一般(オンコート)発表【テニスコート】 座長:浅川 陽介(HY-PROJECT)
15:00~15:30 オーバーハンドサービスにおけるクイックサービスの有効性
高橋 憲司(愛知学泉大学) 篠原 秀典(日本体育大学) 高橋 和孝(日本体育大学) 尾上 胡桃 (日本体育大学大学院) 緒方 貴浩(帝京大学) 浅川 陽介(HY-PROJECT) 永野 康治(日本女子 体育大学) 井田 博史(上武大学)
15:30~16:00 ソフトテニスの技術トレーニングにおける心拍計の活用とその評価
篠原 秀典(日本体育大学) 高橋 和孝(日本体育大学) 中澤 翔(日本体育大学) 尾上 胡桃(日 本体育大学大学院)
18:30〜20:30 懇親会 【2 号館 4 階】 司会:小峯 秋二
※会費:3500円9月22日(日)
09:00〜09:30 ラウンドテーブルディスカッション 【7101 教室】
テ ー マ:グリップの定義
時 間:9 月 22 日(日)9:00~9:30
指定討論者:田中 俊充(ソフトテニス HP 管理者) 司 会:井田 博史(上武大学・准教授)
要旨 ソフトテニスにおけるラケットの握り方、すなわち「グリップ」は、技術論や指導論においてはもち ろんのこと、ソフトテニスの学術研究を進展させるうえでも、正しい共通認識のうえで議論されるべき である。
現行の教本(最新版ソフトテニス指導教本:日本ソフトテニス連盟、2014)では、「ウエスタン」、 「セミイースタン」、「イースタン」の名称でグリップの定義がなされているが、一方、硬式テニスの教 本(テニス指導教本Ⅰ:日本テニス協会、2015)では、フォアハンドグリップに対して「ウエスタン」、 「セミウエスタン」、「イースタン」、「コンチネンタル」が用いられる。
国際テニス協会(International Tennis Federation:ITF)のコーチ指導プログラム(Level 2 Coaching Course, “Advanced stroke techniques: Grips”, 2007)ではこれに「トゥーハンディッド(両手)」が加わるが、いずれにせよソフトテニスと硬式テニス との間でグリップ用語は整合していない。 特に共有されたかにみえる「ウエスタングリップ」だが、硬式テニスとソフトテニスで必ずしも同じ 握り方を指していないと見受けられる節がある。そもそもウエスタングリップとはどういう握り方を指 すのか?はたまたイースタングリップとは?その原点に立ち返り、考察する。 ソフトテニスにおけるグリップの定義は、今後競技の国際的発展また科学的進展を目指す上で、まだ より深化させるべき余地がある。今回のラウンドテーブルディスカッションでは、ソフトテニスグリッ プについてのより高次な共通認識の構築に向けて、その端緒とするべく、来場者を交えた自由な意見交 換を企図する。
10:00〜12:00 オンコートセミナー 【テニスコート】
タイトル:「グラウンドストロークの基礎」
「グラウンドストロークのミスはなぜ起こるのだろうか?」 それはボールを打った後の動作に原因がある。
近年のラケットの進化により「身体全体を使って打つ」 ことが少なくなり、いわゆる「手打ち」になっている状態が非常に多くなりつつあると思われる。
過去、 ウッド(木製)のラケットを使用していた時代には、手打ちではボールが飛ばないため、自然に下半身 を使うようになっていたと考えられる。
本セミナーでは、この下半身を使った打ち方を中心とした話題 提供をしたい。
講師:塩田孝一先生(尽誠学園) 司 会:高橋 憲司(愛知学泉大学)
(画像は和歌山国体)