第一回大会報告
9月16日(日)、日本体育大学健志台キャンパスにおいて日本ソフトテニス研究会第1回大会を盛会のうちに終えることができました。
大会当日は、60名を超える方にご参加いただき誠にありがとうございます。
基調講演
基調講演では、ソフトテニス医科学研究の第一人者である水野先生にご登壇いただき、指定討論者に日本スポーツ心理学会・会長を務められた石井先生を迎え、日本におけるソフトテニス研究について議論がかわされました。
基調講演の中で、
「国際大会に出場したらみんな怪我して帰ってくる。大会が求める体力レベルに到達できていなかった。」
という言葉がありました。
今でこそ多くの選手たちがアスリートと呼ばれるに相応しい域にまでソフトテニスを高めてくれましたが、以前はそうではなかった。トレーニングの必要性を説くことから始めなければならなかったわけです。
我々研究会が、ソフトテニスの発展に貢献できる学術的成果を発信することの必要性、そしてその役割に大きな可能性を感じます。
日本の、そして世界のソフトテニスの発展に貢献できるような会を目指して行きたいと強く思います。
発表
口頭発表は3題、
ポスター発表は8題
と第1回大会としては充分な発表がありました。
内容もバイオメカニクスからスポーツ法学、哲学など多岐にわたります。
医学的な発表がありませんでしたので、次回大会での発表をお待ちしております。
オンコートセミナー
オンコートセミナーでは、
・阿部悠梨(ナガセケンコーソフトテニス部監督)
・浅川陽介(HYプロジェクト代表)
両氏にジュニア期に教える取り組みをテーマに講義いただきました。
大変興味深く、そして楽しく取り組むことができました。
学会への発展を視野に・・・
今大会では開催テーマを設定しておりませんでしたが、次回大会はテーマを設定し、そのテーマに沿ったシンポジウム等を開催できるように準備していきたいと思います。
また、現場の意見も大変重要ですので、オンコート発表や事例研究等を受け付けていきたいと思います。
日本ソフトテニス研究会は、将来的に学会への発展を考えている会です。
よりよい研究会大会とするために、皆様から頂戴したアンケートを事務局で精査し、来年度以降に繋げていきたいと思います。
来年には研究会誌発行や会員の募集が予定されています。
皆様と一緒にソフトテニスへの貢献を目指し、学術的情報発信をやっていきましょう。
どうぞよろしくお願いします。
最後になりましたが、本研究会の開催にあたり、スタッフとして運営に携わっていただいた日本体育大学男女ソフトテニス部の皆様に心より感謝申し上げます。