日本体育大学ソフトテニス部女子選手における新技術評価法のポジション比較

一般演題(ポスター発表) P-08

○鞍川恵那(日本体育大学学部) 山口大地(日本体育大学) 篠原秀典(日本体育大学) 高橋憲司 (愛知学泉大学)

背景

ソフトテニスの技術評価は、日連が技術等級制度規定を定め、等級認定を行っている。この測定法は、競技レベルの高い学生選手に天井効果がみられる。そこで、新評価法 3 種類(BB:ボレー&ボレー、SR:ショートラリー、乱打)を考案した。

目的

日本体育大学ソフトテニス部所属の女子選手(後衛 8 ペア、前衛 8 ペア)を対象に、新評価法を実施し、ポジションの影響を検討する。

方法

すべての測定はペアで行い、2 分間のラリー数(回)を記録するものである。ポジション比較は、各測定とも対応のない t 検定を用いた。統計的有意水準は、有意傾向(10%未満)、有意差あり(5%未満)とした。

結果

各測定の平均値±標準偏差(回)は BB:後衛 146.1±18.9・前衛 130.3±11.9、SR:後衛 88.3±3.5・前衛 83.8±8.5、乱打:後衛 74.3±7.2・前衛 70.1±7.9 であった。統計解析の結果 BB のみに有意傾向がみられた。

考察

BB では、前衛がボールスピードを上げて回数を多くしようとしたが反対にミスが多くなったことに対し、後衛がミスなく一定のペースでラリーを続けたことが影響していると考えられる。

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