シングルスにおけるプレータイムおよびストローク分析―関東大学リーグ女子 1、2 部における検討―

一般演題(ポスター発表) P-05

○永野康治(日本女子体育大学)

背景

ソフトテニスにおいてシングルスの重要性が高まっているが、その特徴は明らかではない。

目的

シングルスにおけるプレータイムおよびストローク種別を明らかにすること。

方法

関東大学リーグ女子 1、2 部の春期リーグ戦シングルス(7 ゲーム)6 試合を対象とした。試合映像からポイントの開始および終了点、各ストロークの種別(フォアおよびバック)をタギングした。その上で、試合時間、1 ポイントあたりのプレー時間、ポイント間のインターバル時間、実プレー時間、1ポイントあたりのラリー数、ストローク種別の割合を求めた。

結果

試合時間は 31.4±9.8 分(平均±標準偏差)、1 ポイントあたりのプレー時間は 14.8 ±2.2 秒、インターバル時間は 26.8±13.4 秒、実プレー時間は 37.1±3.4%であった。1 ポイントあたりのラリー数は 4.8±1.1本であり、フォアが 64.4±3.9%、バックが 35.6±3.9%であった。バックの割合はレシーバーが 27.7±6.4%、 サーバーが 45.8±10.0%であった。

結論

大学女子のシングルスでは、1 ポイントあたり約 15 秒、約 5 ラリーの展開であり、運動形態としては運動と休止が約 1:2 の間欠的運動であった。ストローク種別の割合はサーバー・レシーバー間で異なる傾向がみられた。

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