大学ソフトテニス選手におけるプリ・パフォーマンス・ルーティン効果尺度の検討

一般演題(ポスター発表) P-02

○猪俣克(日本大学大学院)

背景

これまでのプリ・パフォーマンス・ルーティン(以下 PPR)に関する研究は実験的研究によるものが多い。また、心理的効果を測定する尺度として三浦・岩村(2016)が作成した運動競技 PPR 効果尺度があるが、競技特性を踏まえた研究は見当たらない。

目的

そこで本研究の目的は、ソフトテニスの競技特性を踏まえた PPR 効果尺度(ソフトテニス競技版)を作成し、その妥当性と信頼性を検討することである。

方法

調査対象者は、大学ソフトテニス選手とし、三浦・岩村(2016)による運動競技 PPR 効果尺度を、ソフトテニス競技用に修正を加えた質問項目を予備尺度とした調査研究を行った。調査対象者に対し、各項目について「あてはまる(5)」~「あてはまらない(1)」の 5 件法で回答を求めた。その後、得られた結果に対し因子分析を行い、PPR 効果尺度(ソフトテニス競技版)案を作成した。

結果

因子分析の結果から、PPR 効果尺度(ソフトテニス競技版)案は 4 因子 19 項目によって測定できる可能性が示唆された。

結論

本発表では、因子分析の結果の詳細、および妥当性と信頼性について、また因子得点の比較結果について報告する。

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